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司馬遼太郎のシリーズを
実家の親が購入したのは
中学生のころか
暇に任せて読んだ「国盗り物語」がおもしろくて
次々に読んでいった
そのシリーズのなかの
「坂の上の雲」
明治維新後の
松山の秋山兄弟の生い立ちから
日露戦争終末までも膨大な物語
兄の好古は 家が貧しくて
家族のために 学費がただ!という理由で教師を選ぶ
しかし教員になっても
今度は藩(未だ藩!)のために軍人になれと
同郷の人から勧められ 陸軍騎兵隊に入る
そこには 自分の希望はない
しかし自己を殺して 家族のため
結果国のために働いていく
弟の真之は 兄に呼ばれて
東京で学問をしていたが
将来を考えて 海軍へ
適性は合っている、としても
彼もまた本来の希望ではなかった
そのような若者たちの歩みと
世界情勢を描きつつ
どうして 戦争がさけれなかったのか
あらゆる当時の日本が歩んだ道のりを
膨大な資料を基に
しかし小説として 描いた物語
「普通に振り返ればば 暗く厳しい明治の時代
でも 貧しさや重税のなかにも
世界に立ち向かっていく明治人たち
坂のうえに見え隠れする あの雲を追いかける
その姿を描きたい
坂の上に立ったときどのような風景が見えるのか
それは読者にゆだねよう」
と後書きで書いていた
自分の文章能力のなさ
かなしいよな
どのようにこの本の魅力を伝えればいいのか
伝えられないから 是非読んでもらいたい
子供たちにも一度は読んでもらいたい
本だと考えていた時
当時「神戸新聞」をとっていたその新聞に
「坂の上の雲」が連載し始めた
中学の長男に 新聞の掲載量なら読めるだろうと
いずれ 高校受験で必要になると踏んで 読ませた
義務であろうとなんであろうと
あの息子が読んだから
興味が尽きない文章であっただろうし
結果 面接でも自信を持って言えた
司馬遼太郎作 「坂の上の雲」
であった
文中で 好古を
ハンサム将校と 作家司馬さんは書いてあった
彼の写真を見たことがなくて
どの程度のハンサムか想像するしかなかったが
このチラシを見て
思わずミーハーしちゃうぐらい
いや~~結構なハンサムさんでしたよ
「好古の部隊が 勝利をして
その時外国のスポークスマンが
あの状況下で日本が勝ったのは信じられない
きっと お雇い外人将校がいて、彼が指揮したからだ、と
そしてその彼をみて、確信をした
しかし
その彼とは 秋山好古であった」
というエピソードがあって スポークスマンが
好古は日本人だと、説明しても信じられないと言った
とかとか
当時は かなり誇大化した話しかな、と思ったけど
確かにそうとも見えるよね
弟の真之は
ガキ大将がそのまま大人になった雰囲気の
写真でした
チラシの挿絵は
兄弟、二人暮らしの食事風景
弟がご飯食べて からになった茶碗を
兄に渡し、その茶碗で酒を飲み
また同じ茶碗で 弟がご飯を食べる
(茶碗が1つかない!)
確かに それほどまでに貧しい生活
だったようですが
でも 悲惨さが感じられないのは、
彼らは、必要じゃない物は
極端にそぎ落としている、といった
ライフスタイルのようですね。
なんか また読み返したくなった
本です