津和野殺人事件

久しぶりに　古い推理小説を　読んだ

「津和野殺人事件」
　　　　　　　　　内田康夫著

作品は　１９８４年作だから　２３年前　
そんなに古い、と言う訳じゃないけど、やはり世相が　違ってくる
ＪＲは　国鉄だし、　社会問題とか、　やはり戦争体験の世代が若い

だから　事件の背景が戦争の影響を受けて成り立っていると、　
今の時代とのギャップが　大きいなあと　感じる

そうこういっても、この作品は　私の　お気に入り

作者も、後で語っているが、　「～～賞」という　賞を受けていない
しかし、この作品で賞を受けなければ、他の作品で賞を受ける資格がない、
程の　秀作　だそう

ご存じ、「浅見　光彦」名探偵が主人公
東京都と　津和野の殺人事件を　解決するのだけど、
津和野の歴史と旅情、風土と人情を　織り交ぜて　
しかも　４つの殺人事件を解決するのだから、
主人公の浅見光彦も、　推理が冴えてます

推理小説が　好きでしたら、　この作品を読んで欲しいな。。


今回の発見
小説の中に出ていた、　江戸時代　藩の家老の名前が、
うっとこに来ている　医師の名前と同じ
もしかして　先生のご先祖？　なんて考えてしまった。
珍しい名前なんだもの・・