ジンクス

先に、　ベルトを無くした喪服について書いたが、
その後、　通販で即配をして貰って、購入

注文の翌日には届いた

そのまま、タグも取らず壁に　かけたまま出してあるが、
喪服を準備してると、元気になると言うジンクスは　確かなようだ

職場の課長から　休みが必要なら、出来るだけ考慮するから、
と言ってくれ、　休みを取る、取らないは別にして、
病院勤めでは、聞かれない言葉に、つい感激

そのように　いつでも準備をしていたのだが、
いつのまにか、１週間がすぎ。。。

今週末には　兄が見舞いで、実家に戻り、
私は、電話で様子を聞いて・・

複雑な気分

このような話を聞くとは、思っても見なかった
母達は、一層複雑な心境であった

入院して　元気になってきたのだが、
依然として食欲が無く、食べ物を拒むそうだ。

元々は、誤嚥や　ムセがなく、食欲さへ戻れば、
退院ができるのだが、
どうしても　食べないらしい

病院側が提示してきたのが　「ＰＥＧ」

電話で　話を聞いて、
すぐ　断れ、と言ったものの
栄養さへ、はいれば、車いすの自走も可能な状態の
おばあちゃんに、１０４歳だからといって

そのまま　脱水になるのを見過ごす訳にはいかないのだろう・・・

両親も　悩み、相談をするのだけど、
まず、おばあちゃんの娘達は、８０歳をとうに超していて。。
自分のことが精一杯の健康状態

行きたくても　（葬式に）行けないから、
よろしく頼むと、両親に丸投げ

あるいは、どちらにしても後悔しないように
（うちの）母が決めればいいと　言う

母親は　電話口で
それ程酷い認知もないし、
高齢のため、ＰＥＧ　をして
半年後になるか、　１年以上生き延びるかは　わからないけど、　
これもこのばあちゃんが　持ってうまれた人生なら、
仕方ないだろうと　　ＰＥＧを受け入れるようだ

私としては、特養で働きだして
同じような老人を見てきて、
おばあちゃんが受け入れる　ＰＥＧ　の採用が正しいと思えず、

なぜ、　あのとき病院に送ったのか、
（母達の希望が入れられなかった　と言う事実があるのだが、）
両親と、施設の話し合いがきちんとされず、
安易な　方法をとった施設に納得がいかず、

母との電話の後も　切ない気分になりながら
喪服を　タンスにしまった。